スイス:Institut Le RoseyのOlivier Gudin先生とお会いしました
2025年秋、スイスを代表する名門ボーディングスクール Institut Le Rosey(以下 Le Rosey)のワールドアンバサダーである、Olivier Gudin先生にお会いしました。本校の教育理念と学習環境について、最新情報をもとにご紹介します。
Le Roseyは、単なる「格式ある学校」ではなく、国際社会の第一線で活躍する人材を長年にわたり輩出してきた、世界屈指の教育機関です。

■ Institut Le Rosey の特色について
Le Roseyは、1880年創立の世界でも有数の歴史を誇る私立全寮制ボーディングスクールで、8歳から18歳までを対象とする共学の学校です。スイス・ヴォー州ロール(レマン湖畔)と、標高1,260mのグシュタード・キャンパスという、世界でも類を見ない二拠点制を採用しています。
① 二拠点制キャンパスが生む唯一無二の学習体験
本校の最大の特徴は、季節移動型キャンパスです。
- 春〜秋: レマン湖畔ロール・キャンパス
- 冬(1月〜3月の間): アルプスのグシュタード・キャンパス
冬季は全校で移動し、午前は通常授業、午後はスキーを中心としたスポーツ教育に取り組みます。この制度は、自然環境の中での規律・体力・精神力の育成を目的としており、学業と身体的成長を切り離さない独自の教育哲学を体現しています。
② 国際性を極めた多国籍コミュニティ
在籍生徒は約400名、60カ国以上から集まる極めて国際色豊かな環境です。「一国籍につき生徒全体の10%まで」という厳格な国籍制限(クォータ制)が設けられており、特定の国に偏らない構成が徹底されています。 日常生活そのものが異文化理解の場となり、多言語・異なる価値観を自然に受け入れる力が養われます。
③ 世界的評価に裏づけられた圧倒的な教育水準
IBディプロマおよびフランス・バカロレアの双方を提供し、卒業生はオックスフォード、ケンブリッジ、ハーバード、スタンフォードなど、世界トップレベルの大学へ進学しています。 クラスは少人数制を基本とし、教員と生徒の距離が近く、知的好奇心を深く掘り下げる学びが可能です。学業成績のみならず、「リーダーシップ」「多文化理解」を兼ね備えた人材を育成しています。
■ サマープログラムについて
本校では、正規課程とは別に、世界中から参加者を迎えるサマープログラムも実施しています。語学学習、スポーツ、文化体験を組み合わせた内容で、短期間で校風に触れる貴重な機会です。
■ 語学・学習環境と入学準備
英語とフランス語のバイリンガル環境を基盤に、多言語教育を重視しており、学術的な読解力・論理的思考力・表現力が厳しく鍛えられます。授業は少人数制で進められ、教員による密度の高い指導が特徴です。入学にあたっては、十分な英語またはフランス語運用力に加え、自律的に学習を進める姿勢が求められます。事前には語学力強化とともに、記述・ディスカッション中心の学習形式への準備が不可欠です。
■ 結びに
Le Roseyは、高度な学問環境、多文化的な日常、そして強い自律性を求められる生活を通じて、生徒は早い段階から世界基準の視野を身につけていきます。学力のみならず、将来の立ち位置そのものを育てたいと考えるご家庭にとって、本校は一貫性のある選択肢といえるでしょう。

